エンディングノートという言葉をお聞きになったことがある方も多いのではないでしょうか。
「エンディングノート」とは、自分にもしものことがあった時のために、伝えておきたいことをまとめておくノートの ことです。残されたご家族が困らないように、貴方がエンディング(最期)を迎えたときのための第一歩としてご家族や親しい方へ伝えたいことをまとめてみませんか?
エンディングノートと遺言書との違い
どちらも故人の伝えたいことが記載されているという共通点がありますが、『遺言書』は法的な効力を持っのに対し『エンディングノート』は法的な効力を持たない。という点が最大の相違点です。
なお、遺言書について詳しくはこちらをご覧ください。
エンディングノートは遺言書に比べ内容も書式も自由に手軽に作成することができます。「家族や親しい人たちに伝えたいことはあるけれど、遺言書を書くのは気が引ける・・・。」という方はまずはエンディングノートを書かれてみてはいかがでしょうか。
エンディングノートを書くメリット
『自分にもしものことがあったとき、家族が困らない。』
例えば、ご家族やご親族が亡くなったとき、「まず、どこ(誰)に連絡すればいいの?」,「お葬式の手配はどうしよう?」,「あれはどこにしまってあるの?」などお困りになったご経験はありませんか?もし、貴方にご経験がなかった場合でもお友達
やお知り合いの方から困ったことがあるとお話を聞いたことはございませんか?エンディングノートを残しておくことで、残されたご家族の「困った」「どうすれば?」を軽減することができます。
『自分の思いを伝えることができる』
そういった方でもエンディングノートに最期のメッセージを残しておくことで貴方に万一のことがあった時にはご家族の悲しみを和らげる手助けになることもあります。
エンディングノートを書き始めるタイミング
書いてみようとお思いになられたらすぐに書いてみることが良いと思います。何かの節目の時にとお考えであれば、「誕生日」がとても良いタイミングだと思います。
また書いたら書きっぱなしではなく、毎年誕生日が来たときにエンディングノートを見直す機会を設け、書き足しや訂正をする。エンディングノートは気軽に書き始められて後々訂正が簡単にできることがいいところです。
もし、「命の期限がわかったら書き始めよう」とお考えでしたらそれはおすすめできません。そのような状況下では、精神的に辛いものがあると思います。あえてなんの心配もないときに、お書きになるのが良いと思います。
「思い立ったが吉日」です。是非、今から書き始めてみてください。